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記録にずっと残る大雪。記憶にしっかりと刻む景色と音色

積雪4m超! 今冬は「記録的な大雪」になりました。妙高高原に移住して5回目の冬、音楽堂夢ができて4回目の雪のなかでの生活ですが、今冬がイチバン!になりました。積雪4m超!の大自然は、雪国(新潟県上越市の「高田」)で生まれ育ったわたしにとっても、58年の人生で初めて体験する「非日常の世界」です。

週間予報では、「雪だるま」の登場が少なくなって、「お日様」が登場する場面が増えました。いよいよ春の舞台づくりがはじまりました。太陽に照らされた雪面が眩しく感じるほど、日差しが強く、あたたかです。連日の2時間コースの除雪作業は、精神的にも、肉体的にもキツイ!と感じる毎日でしたが、その分だけ、小さな春の兆しを発見すると、気分はワクワク! 春がとても待ち遠しいです。

すくすくと育って大きくなっていた音楽堂夢のドームの「雪の帽子」は現在、こんな感じです。大自然の絶妙で完璧なバランスが創りだす造形美です。わたしたち人間の手で作りだしたり、再現することができない「一瞬」の出来事、今冬を語り継ぐ大切な思い出の1枚になりそうです。

たのもしい! こんな大雪・積雪でもビクともしないでピアノを守ってくれる音楽堂夢の建物(“BESS DOME”の音楽堂夢仕様)はスゴイです。雪がない高原のグリーンシーズンを体験していないとなかなかイメージができませんが、もう2か月もすると、いまはまったく想像できない景色が目の前で描かれます。そして、もうすぐ鳥たちも戻ってきて、楽し気にさえずるなど、春のいろいろな音色があちらこちらで響きはじめます。

 

美しい! すでにどっぷりと恋に落ちてしまって、ピアノの「神奈」(YAMAHAの“S6X”)にベタ惚れのわたしですが、ただただ雪景色だけを身に映し、スベスベで透明感のあるピアノブラックに真っ白な衣装を着飾った姿に、思いっきり「美しい!」と語りかけています。未体験の景色や音色、空気感や世界観を、オンラインでデジタルな画像やテキストで臨場感たっぷりにお届けすることは、わたしにはできません。ですので、こんな小さな写真からでも、ちょっとでも何かが伝わって、感じていただければ、とてもうれしいです! ピアノの真っ正面の大きな三角窓からは、雪の壁のうえのわずかなすき間から、チラッとだけ景色を眺めることができます。これからは一日一日、この景色が広くなって、4月中旬ごろには、萌え出たばかりの大自然のいのちのエネルギーが満ちあふれる「一年に1回だけ」の感動的な新緑の舞台が演じられます。深~い雪のしたで一冬、じッと耐えながら練習を積み重ねてきた木々や草花たちのシンフォニーが奏でられ、大自然の舞台いっぱいに豊かに響きわたります。

 

3月末で冬期休業を終了し、4月から営業を再開する予定で、じっくりと音を育てています。ピアノと自然が大好きなみなさま、どうぞステキな旅をお楽しみください。ステキな一日をお楽しみください。ステキな夢をお楽しみください。ステキなピアノと音楽をお楽しみください。ステキな妙高山の景色と音楽堂夢の音色、そして、ドーム空間が創りだす「とても不思議な響き」をお楽しみください! みなさまとお会いできる日がとても楽しみです。心よりお待ちしております。